ファイナルファンタジー・クリスタル クロニクル
■最新情報(2023/08/08) 20周年:板鼻氏イラスト&河津Pコメント / ファミ通 FFCCリマスター情報まとめ ■特徴 FFシリーズが任天堂のゲームキューブ(GC)に登場 ファンタジー世界を舞台にした、アクション要素の強いRPG ゲームボーイアドバンス(GBA)を接続することにより最大4人のパーティプレイが可能 2020年にリマスター版が発売 ■世界観 舞台は「瘴気」に汚染された世界 クラヴァット、リルティ、ユーク、セルキーという4種族が共存 人々は瘴気から守ってくれる「クリスタル」のそばで暮らしている クリスタルは年に1度、「ミルラの雫」で清める必要がある 各村々からキャラバンが結成され、若者達が雫を求める旅にでる 各地に点在する「ミルラの木」から取れる僅かな雫を集めて回り「クリスタルケージ」を満たし、村へ持ち帰るのが主人公(プレイヤー)の使命 ■モード 基本はマルチプレイを前提としたゲームシステムだが、1人でもプレイ可能 シングルモード 1人で遊ぶモード GBAをコントローラとして使うことも可能 モーグリの「モグ」が旅の相棒としてキャラバンに同行 モーグリは戦闘の補助をしてくれる他、ボディペインティングで効果が変化 マルチモード 友達や家族と遊ぶためのモード(最大4名) 人数分のGBAと接続ケーブルが必要 テレビには通常のゲーム画面、GBAの画面には自分のデータなどを反映 自分のキャラクターの体力が減った時に、別のGBAを遊んでいる仲間に助けを求めて回復を図るなど、オンラインゲームのようなコミュニケーションを強く意識したシステムに ■ゲームシステム キャラクター作成 プレイヤーキャラクターを4種類合計32パターンの中から選択 家族の職業(全8種類)を選択、選んだ職業によって様々な恩恵を受けられる ゲームの流れ 各ダンジョンを一つづつ攻略していく方式 ダンジョン最深部のボスを倒し「ミルラの雫」を回収 クリスタルケージいっぱいに雫が集まったら村へ帰還 キャラクターの強化 レベルの概念はなし(マルチプレイで差がついてしまうため) アーティファクトや武器防具によってパワーアップ バトルコマンド たたかう: タイミングよくボタンを押すことで連続攻撃 必殺技:武器固有の技が使える まもる:種族によって防御方法が異なる 魔法:ダンジョン内で取得、ダンジョンを出ると全て消失(リセット) アイテム:消費アイテムの他、武器をセットしておくとバトル中に切り替えられる ■仕様 メディア:8cm光ディスク 1枚 (1.5GB) 対応機能:GBA連動(ケーブル同梱) メモリーカード使用ブロック数:22 ■その他 セールス 全世界累計:149万本 国内:36万本 北米:72万本 欧州:38万本 評価 ファミ通クロスレビュー:32/40(9.8.7.8) 受賞歴 平成15年度文化庁メディア芸術祭:エンターテインメント部門 大賞 ■開発 絶縁状態だった任天堂との和解にあたり制作が決定 任天堂・山内社長の投資ファンド「ファンドキュー」から資金供給を受けて開発 山内氏からの条件は「これまでのシリーズにないような“新しいFF”をゲームキューブで」 開発時間やコストを短縮しつつゲームとしての完成度を高めるという難しい課題に挑戦 「ゲームデザイナーズ・スタジオ」名義で製作、任天堂が販売 ゲームデザイナーズ・スタジオ スクウェア執行役員の河津氏を社長に据えたペーパーカンパニー 資本金は1000万円(出資比率は河津氏51%、スクウェア49%) 任天堂向けゲームソフト開発の窓口として設立 実際に開発を行うのはスクウェア第2開発事業部に所属する10名ほどのクリエイター 別会社名義で開発を行うのは大株主であるSCEへの配慮 ファンドキュー 任天堂の山内社長が引退に際し、同氏所有の株式(200億)を売却するにあたり設立した投資ファンド 投資対象は『GCとGBAを連動させて遊べるソフト』に限定 『アイデアや将来性を任天堂で審査の上、約1年で作品を完成させること』を条件に無担保で融資 本作(GC版FFCC)の他に投資を受けたソフトは存在しない その他 ディレクターはFFシリーズを手掛けてきたスクウェア古参メンバーの青木氏 前述の理由により『GCとGBAの連動』と『開発期間1年』が必須条件 ユーザー層は小中学生や親子を想定 GC発表前からの極秘プロジェクトで、社内ではGCをダンボールで囲った上にコードネームで呼称 声をかけあって遊んでもらうためアクション要素の強いバトルに キャラクターにコストをかけるため、モンスターはFF9やFF12のモデルを流用 シリーズ化 セールス的には北米以外振るわず続編の予定もなかったが、4年後にDSで新作が発売 任天堂ハード向けの小~中規模なFFとして、Wiiのクリスタルベアラーまでシリーズが継続 全ての作品に河津氏がプロデューサーとして関わっているが、青木氏が手掛けたのは本作のみ ■開発スタッフ(敬称略)
開発:ゲームデザイナーズスタジオ(スクウェア第2開発事業部) 販売:任天堂 ■関連商品 FFCC オリジナルサウンドトラック FFCC 公式コンプリートガイドブック ■リンク 青木Dインタビュー2020 制作スタッフインタビュー2020 開発者インタビュー(任天堂) |
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