ファイナルファンタジー VII
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関連作品
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機種
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発売日
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価格
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備考
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PS
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1997/10/02
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6,800円
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改良版
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PC
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2013/05/16
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1,500円
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移植
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スマホ
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2015/08/20
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1,800円
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PC版
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PS4
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2015/12/06
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1,800円
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PC版
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PS4
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未定
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未定
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フルリメイク
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| 概要 | キャラ | 用語解説 | システム | 開発 | 影響 |
| インターナショナル版 | 移植版 | 関連商品 | リンク |
■最新情報(2019/01/19) |
■ストーリー |
星の生命である魔晄エネルギーを吸収し、自然を破壊する巨大企業・神羅。 その神羅が支配する魔晄都市ミッドガルにて、反乱グループの手により壱番魔晄炉が爆破された。 神羅に抗うため秘密裏に結成されたその組織の名はアバランチ。 かつてソルジャーとして神羅で活動したクラウドも、今回の爆破作戦に加わっていた。 神羅、そしてその影に潜む更なる強大な敵に対し、クラウド達は星の命運を賭けて挑む。 |
■特徴 |
・テーマは「星の命」 ・3D表現に優れた「プレイステーション」で発売 ・ワールドマップやバトルシーンがフル3Dに、街やダンジョンもCGで描写 ・ダイナミックなイベントはプリレンダムービーで演出 ・ストーリーは主人公の内面に関わる3部構成 ・装備にマテリアを装着することで様々なアビリティや魔法が使用可能に ・チョコボの育成やレースが可能に ・シューティングやスノーボードなど本格的なミニゲームが多数登場 |
■備考 | ||||
・全世界においてゲーム史に残る大ヒットを記録(累計1000万本以上) ・3DCGとゲームを融合させた次世代RPGとして、ゲーム業界に多大な影響を与えた。 ・プレイステーションにおけるキラータイトルとしてハードの普及に大きく貢献、同ハードをトップシェアへと導いた。 ・これまで和製RPGが全く受け入れられていなかった海外においても大ヒットを記録。以降、FFは世界規模でメジャータイトルに。 ・北瀬氏が率いるスクウェア開発第1部(FFチーム)が製作 ・発売1年前に週間少年ジャンプ紙上にて情報初公開。同時に、「PSへの移行」と「3DCG」を印象づけるTVCMを放映。(動画) ・発売時はテレビ番組(ニュースJAPANなど)で特集が組まれるなど、高い注目を集めた。 ・パッケージはタイトルロゴのみのシンプルなデザインで、以降のFFシリーズの伝統に ・これまで海外ではFF4がFF2として、FF6がFF3として発売されていたが、本作以降は日本と同じナンバリングに統一 北米ではWindows版も発売 1997年、インターナショナル版が発売(以降、廉価版や移植版は全て本作がベースに) 2001年、FF7~9のPS2へのリメイク計画が発表されたが、中止に 2004年、FF7のその後のストーリーを描いた映像作品『FFVII アドベントチルドレン』が登場、以降「コンピレーションオブFFVII」として関連作品が複数発売 2005年、E3でFF7のオープニングをPS3で再現した技術デモが公開 2014年、FF7のミニゲーム「Gバイク」がスマートフォンでリメイクされたが、僅か1年でサービス終了へ 2015年、PS4でのフルリメイクが決定 ■発売日 1996年12月発売予定だったが、翌年1月末に延期(ディスク枚数の変更と共に告知) これまでFFシリーズは約1年間隔という短いスパンで発売されてきたが、本作は前作(1994年4月)から2年10ヶ月後に発売 ・クロノトリガーの開発補助、プラットフォームの変更、初となる3DCGへの挑戦などにより開発が長期化 ■販売価格 定価は6,800円で、前作の約半額に(FF6の定価は11,400円) 2枚組5800円の予定だったが、3枚組6800円へ変更 ・これに伴い発売が約1ヶ月延期 CD-ROMへの移行や流通コストの削減、ロイヤリティの大幅な低下などにより、低価格での販売を実現 ・ソフト1本あたりのロイヤリティ(ハードメーカー側の取り分)は、SFCが1万円のソフトで4,000円、PSが800円 SCEによる流通改革や自社工場生産(CD)のおかげで、FF4から続いていた発売直後の品薄が解消 スクウェアはFF7を含むゲームソフトをコンビニでも販売するために株式会社デジキューブを設立 ■販売本数 全世界累計販売本数(2015年):1,100万本以上 ・パッケージソフト出荷本数とダウンロード販売数の合計 国内販売本数:326万本 IN版・廉価版を含む出荷本数:国内390万本/海外544万本/世界累計990万本 FF7発売時の各ハード普及状況(国内) PS/500万台 SS/440万台 N64/185万台 SFC/1700万台 発売当時のハードの価格:29,800円(プレイステーション) ・予約はデジキューブのみで150万本突破、コンビニによる新たな流通形式を確立(CM動画) ・発売初週に200万本を販売、最終的に326万本を販売(シリーズ初の国内トリプルミリオンセラー) ・ワールドワイドではFFシリーズ最大の販売本数を記録(国内ではFF8/収益トップはFF11) ・FF8発売時点でのFF7世界総出荷本数は724万本(公式発表) ・これまでのシリーズ(FF1~6)の累計を、本作のみで上回るという大ヒットに ・インターナショナル版や廉価版などを含め全世界で1000万本以上を販売、スクウェアは3~400億円以上の収益を得た。 ・任天堂の山内社長はFF7について「開発費の高騰により利益が出なかった」「世界最大の市場である北米では相手にされていない」などと批判したが、実際には前述の通り莫大な収益を上げており、北米市場においても大ヒットを記録している。 ・これまで『FF』はセールスにおいて和製RPGの先駆者である『ドラゴンクエスト』の後塵を拝していたが、ドラクエが成し得なかった海外での成功を果たしたことにより、本作以降はFFが大きくリードを広げている。 2016年3月の全世界累計はFFシリーズが1億1000万本以上、ドラクエシリーズが6000万本以上 ・攻略本の『FFVII 解体真書』は1997年間ベストセラー4位、「FF7公式設定資料集」は15位 ・ゲームアーカイブス版は1,500円という高価な配信価格にも関わらず、2週間で10万ダウンロード突破 ■予約特典 デジキューブ(コンビニ):FF7特製ガイドブック 小売店:FF7卓上カレンダー ・デジキューブの予約特典は当初50万冊の予定だったが、すぐに50万本を突破してしまい急遽77万冊に増刷、その後更に予約は伸び最終的に150万本を突破、特典は予約者全員配布へ変更 ■体験版 ・『トバル No.1』に付属 ・TGS1996で無料配布(FF6の3D技術デモ映像も収録) ・PS(CD-ROM)への移行により、デモディスクを安価で配布することが可能に ・ミッドガル壱番魔晄炉爆破までプレイ可能 ・製品版とは異なり、エアリスがパーティーメンバーに加わっている。(クラウド/エアリス/バレット) ・リヴァイアサンの召喚が可能 ・タイムリミットイベントは制限時間3分(製品版では10分)、救出必須キャラクターは2人(製品版では1人) ▼『トバル No.1』詳細
・スクウェアのプレイステーション参入第1弾 ・開発はバーチャファイターや鉄拳を手掛けた石井精一氏が率いるドリームファクトリー ・キャラクターデザインは鳥山明氏 ・続編の「トバル2」には特典としてFF7のムービーシーンをまとめた映像が収録 ■評価 週間ファミ通クロスレビュー 38/40(10.9.10.9) インターナショナル版:37/40 ・前作の37点を上回り、これまでのシリーズの中でも最も高いスコアを獲得 ・浜村氏(当時編集長)がクロスレビューで満点を付けたのは本作が初 ・圧倒的スケール、従来のレベルを遥かに上回るなど、特にグラフィックや演出、シナリオへの評価が高い。 比較:FF6/37 FF8/37 FFT/34 サガフロ/31 ゼノギアス/31 TOD/31 ペルソナ/32 堀井雄二氏 ・マップが細部までリアルに表現されているので探索が楽しい、ただ行ける場所が分かりづらい ・バトルは迫力があり召喚の演出に興奮、戦闘時間は少し長いが飽きさせないパワーがある ・ドラクエはあくまで自分が主人公、FFは触れる映画を目指しており、作り手としては全く逆の発想で、違う道を進み始めた その他 ・オリコンランキング「好きなテレビゲームのキャラクター」でクラウドが2位に ・ギネス・ワールド・レコーズ主催「ゲーム史上最も有名なゲームキャラクターTop 50」で5位にクラウド、32位にセフィロス ・1万人が選ぶ「プレイステーション」歴代人気ソフトの「リメイク&次回作が楽しみなゲーム」で1位に ■経緯 1995年08月08日 シーグラフに3D技術デモ出展 1996年01月--日 週間少年ジャンプ紙上にてFF7初公開 1996年02月--日 TVCM放映(動画) 1996年02月06日 株式会社デジキューブ設立 1996年08月02日 『トバル NO.1』発売(FF7体験版付属) 1996年08月22日 東京ゲームショウにて体験版を無料配布 1997年01月31日 国内にてFF7発売 1997年08月31日 北米にてFF7発売 1997年10月02日 国内にてインターナショナル版発売 1998年06月24日 北米にてWindows版発売 2001年01月27日 FF7~9のPS2リメイク計画発表(翌年中止) 2005年05月16日 E3 2005にてPS3技術デモ公開 2005年09月14日 『FFVII アドベントチルドレン』発売 2009年04月10日 ゲームアーカイブス配信開始 2012年06月25日 海外でWindows版が再発売 2013年05月16日 Windows版が日本語対応 2015年06月16日 E3 2015にてFF7のフルリメイクが発表 2018年 FF7吹奏楽コンサート2018開催 ■受賞暦 CESA大賞'97(第2回 日本ゲーム大賞):大賞 / シナリオ部門賞 / サウンド部門賞 平成9年度(第1回)文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門:優秀賞 PS Awards 2014:20周年記念ユーザーズチョイス賞 ファミ通アワード2014:ゲームメディアアワード 2018 World Video Game Hall of Fame Inductees Announced(米ストロング国立演劇博物館) ■他作品への登場 『FFタクティクス』にクラウドが登場 『チョコボレーシング』にクラウドが登場 『エアガイツ』にクラウド、ティファ、ザックスが登場 PS版では更にセフィロス、ユフィ、ヴィンセントが追加 『キングダムハーツ』にクラウド(22歳)、シド(42歳)、エアリスが登場、『ファイナルミックス』にセフィロスが登場 『KH チェインオブメモリーズ』にクラウド、エアリス、ユフィ、シドが登場 『キングダムハーツII』にFF7ACバージョンのクラウド、ティファ、エアリス、ユフィ、シド、セフィロスが登場 『DQFFいたスト』シリーズにクラウド、ティファ、エアリス、セフィロスが登場 『ディシディアFF』シリーズにクラウド、セフィロス、ティファがプレイアブルキャラクターとして登場 『キングダムハーツ BbS』にザックスが登場 『リトルビッグプラネット』にFF7コスチュームが追加 『LRFF13』にクラウドやエアリスのコスチュームが登場 FF14に「ゴールドソーサー」や「クラウドの装備一式」などが登場 『スマブラ for Wii U / 3DS』にクラウドが登場(DLC) |
■主要キャラクター(ネタバレ注意) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■用語解説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■ゲームシステム |
■フィールド ワールドマップ ・フルポリゴンによる3Dグラフィックスで描画、 臨場感溢れるフィールドに ・カメラ(視点)を回転させることが可能(フィールドでカメラを回せるRPGの元祖) 街・ダンジョン ・これまではチップ(パーツ)構成だったが、本作からはプリレンダCG(一枚絵)で描画、従来よりもリアルなグラフィックに ・キャラクターは3Dで表示(奥行きのあるマップでは位置によってキャラクターのサイズがリアルタイムに変化) エンカウント ・雑魚敵との戦闘は従来通りのランダムエンカウント(移動中、一定確率で戦闘シーンへ) ■バトル ・ATB(アクティブタイムバトル) ・フィールド、味方、敵の全てが3Dグラフィックで描かれ、多彩なモーションと臨場感溢れるカメラワークで演出 ・参加メンバーは前作の4人から3人に減少(バトルのテンポやグラフィックの品質、戦闘開始時のローディングを考慮?) リミットブレイク ・ダメージを受けるとリミットゲージが増加、MAXで様々な必殺技が使用可能に ・FF6の必殺技(瀕死時に1/16で発動)を進化させたもので、野村氏が立案 召喚獣 ・様々なアビリティの中でも最も強力で派手なのが「召喚魔法」 ・魔法同様マテリアを装着することによって使用可能に バトルシーン動画 ■マテリア ・武器・防具に装着することによって、ステータスアップや様々なアビリティ・魔法が使用可能に ・成長させることによって新たなアビリティが使用可能に ・入手方法はマテリア屋で購入、フィールド上で入手、敵を倒して入手など ・坂口氏が立案(当初はスフィアシステムと呼ばれていた) ■イベント キャラクターも3Dで描画されているため、これまで以上に細やかな演技をするように ダイナミックなシーンはプリレンダムービーで演出、映画のような迫力ある展開に プリレンダムービー ・CD-ROMによる大容量化に伴い、CGムービーによる演出が行われるように ・一部のシーンではムービー中もキャラクターを動かすことが可能 ■ミニゲーム 本格的なミニゲームが多数登場 バイクゲーム、スノーボード、チョコボレース、他 ゴールドソーサー ・様々なミニゲームがプレイできるアミューズメント施設 ■BGM ・プレイステーションの内蔵音源を使用、同時発音数がSFCの8から24(内6は効果音)に増加 ・同時発音数の増加によって作曲の自由度が増し、表現力も豊かに ・ファイナルバトルのBGM(片翼の天使)はサンプリングによるコーラス入り ・植松氏は後(2016年)に、最も作曲に時間がかかった曲として『片翼の天使』を挙げている ■その他 ラブパラメータ ・エアリス、ティファ、ユフィ、バレットの4人にはラブパラメータ(好感度)が内部で存在、選択肢によって増減していく ・この結果によりゲーム中盤のイベントが変化(デートイベントの相手が決定) |
■仕様 |
価格:6,800円 メディア:CD-ROM3枚組 メモリーカード対応(1ブロック使用) PS2のPS1互換機能 テクスチャマッピング補間:効果無し CD-ROM高速読み込み:効果有り |
■開発 |
・開発第1部(FFチーム)が製作、開発期間や制作費は過去最高 ・映画的演出を得意とする北瀬佳範氏が中心となって製作。北瀬氏と野村氏が企画やコンセプトを手掛けた。 ・坂口博信氏は一歩引きバトル方面のリーダーとして参加、その後はリクルート業務に専念。 ・当時の最先端技術を駆使、最終的にはクロノトリガーやサガなども含むスクウェアの全人材の才能を注ぎ込んで完成 開発人数:約200名 制作費:約15億円 ■対応機種 ・FF6の開発終了後、同チームが引き続きSFC向けにFF7の企画を進めていたが、クロノトリガーのヘルプのためにチームが解散。その後『NINTENDO64』のディスクドライブ(64DD)専用ソフトとして再スタートしたが、64DDが発売中止となり、本作は大容量メディアを前提としていたため、CD-ROMを持つハードへ移行することに ・ソニー(プレイステーション)とセガ(セガサターン)の両陣営から積極的なアプローチがあったが、3D表現により優れたプレイステーションを選択。SCE(現SIE)からは、技術的なバックアップは勿論、広告面でもかなりバックアップを受けていた。 SFC版FF7画面写真(初期コンセプト) (UNSEEN64) クロノトリガー(β版) (YouTube) PSへの移行が決定したのは1995年の年末で、FF7やFFT、FF4の移植に加え、サガや聖剣伝説などの主力IPの他、格闘ゲームやスポーツゲームなどのRPG以外のジャンルも含め一斉に制作開始 ■シナリオ ・「ヘラクレスの栄光III」などで好評を博したシナリオライター野島一成氏が参加 ・複数人でアイデアを出し合い、北瀬氏が文章にし、野島氏が台詞入りに直すような形で製作 ・SFC向けの頃は「魔女との戦い」(野村氏発案)が企画されていたが、 開発の仕切り直しに伴い中断(後にFF8で採用) ・開発初期には坂口氏による初期プロットが存在しており、魔晄都市や「星の命」というテーマなどは形を変えて残っている。それ以前にはFF6の時にも企画されていたニューヨークから話が始まるプロットも書かれており、こちらはパラサイトヴで使用 ・既存のRPGの文法を破り、メンタルの弱い主人公や不幸になるヒロインなど、これまでタブー視されていたことに挑戦 ・エアリスの運命を決めたのは野村氏(ただし解体真書インタビューでの発言は編集側による意訳) ・クロノシリーズを手掛けた加藤正人氏もヘルプとして参加、ミディール村(ライフストリーム関連)や決戦前夜(クラウドとティファのやり取り)などのイベントを手掛けた。 ・蜜蜂の館のイベントは後にFF10や13を手掛ける鳥山求氏が製作 ■キャラクター ・キャラクターデザインやモンスターデザインはFF6から引き続き野村哲也氏が担当 ・これまでは情報公開の際に天野氏のイラストを全面に押し出していたが、本作からは野村氏のイラストを使用 ・キャラクター設定は野村氏が考案し、シナリオ製作段階で野島氏が補完 ・リアルなキャラクター(外見ではなく存在感として)を目指して制作 ■グラフィックス ・2Dから3Dへの移行によりプログラムは困難を極めたが、CGのスペシャリストである橋本和幸氏のアドバイスによって製作が進行 ・開発期間が長く、途中で仕様変更などもあったため、プリレンダムービーのキャラクターの頭身が統一されていない。 ・キャラクターのリミット技や召喚魔法の演出は野村氏が担当、絵コンテを描いている。 FF6までのグラフィックチーフ高橋氏は、FF7とは異なる路線(フル3D)を目指すため、開発第3部(聖剣チーム)の下で『ゼノギアス』を製作 ・開発第3部では当初「クロノトリガー2」が企画されていたが、高橋氏の参加により「ゼノギアス」へ変更(これに伴い聖剣スタッフの石井氏らはサガフロンティアの開発に合流) ■開発エピソード ・CD-ROMはロード(データ読み込み)に時間がかかるため、プログラマーの成田氏らが最適化を重ねて極限まで短くなるよう調整 ・常に裏でデータを読み込むなど、ロードを感じさせない工夫が行われている ・BGMのデータはロード時間に影響を与えないレベルまで圧縮 ウォールマーケットは歌舞伎町を意識して製作 ジェノバと(FF7スタッフが関わった)クロノトリガーのラヴォスは、当時トレンドだった“宇宙からの侵略者”という意味で、近い思想の元に製作 ■プロモーション 1996年2月 TVCF&雑誌広告 ・テーマは「PSで発売」「3DCG」のアピール、キャッチコピーは「FF胎動」 CM動画 (YouTube) 1996年8月 雑誌広告 ・「驚異的なまでに美しく、ハイクオリティな映像世界」をアピール 1996年9月~10月 雑誌広告 ・テーマは「キャラクター強化月間」、キャッチコピーは「汝、我に魂を与えよ。」 1996年11月 雑誌広告 ・「システム(バトル)強化月間」をコンセプトに、バトルシーンを大々的にアピール 1996年12月 TVCF&雑誌広告 ・「ストーリー強化月間」 1997年1月 TVCF&雑誌広告 ・最終プロモーション キャッチコピー FF始動(発表CM) ウェルカム、ファイナルファンタジーVII。(紙面広告) エンタテインメント新次元。(ソフトの帯) |
■開発スタッフ(敬称略) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開発チーム:スクウェア 開発第1部
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■影響 |
■海外 日本においてドラクエがRPGというジャンルを定着させたように、海外ではFF7がそれまでマイナーだったRPGを一番人気のジャンルへと引き上げた。 歴史が長く非常に多くのタイトルが発売されていることもあり、スカイリムなどセールスにおいてFF7を超える作品が登場している現在もなお、RPGといえばFFの名が真っ先に上がるほど知名度が高く人気も根強い。 FF15などを手掛けた田畑氏によると、海外においてFFシリーズは“FF7”と“それ以外のシリーズ”の2つに分けて扱われるほど、FF7が神格化され人気が一極集中しているという。 ■任天堂との確執 スクウェアはPS参入を機に64向けに動いていた開発ラインを全てPS向けに移行、任天堂との取引を完全に断ち切り、SCE陣営へ移籍する姿勢を見せた。 スクウェアの移籍は業界に多大な影響を与え、他社も続々とPSへ参入、任天堂はコンソール機におけるマーケットシェアをSCEに奪われることとなる。 この一連の流れが任天堂の山内社長の逆鱗に触れ、スクウェアと任天堂は絶縁状態に陥る。以降、山内氏は公の場で幾度と無くスクウェアやFFを批判、2001年にはスクウェアのGBAへの参入を拒絶した。 2002年、山内社長の引退に際し関係が修復され、5年ぶりに任天堂へのソフト供給が再開された。(当時SCEは経営危機に陥ったスクウェアを救うため149億円もの出資を行い第2位株主となっていたが「業界の繁栄に繋がる」としてこれを容認) ■その他 ・SFC全盛期、ファミコン通信の編集長だった浜村氏は、開発中のFF7のデモを見て衝撃を受け、PS系を取り扱う為に雑誌の名称を「ファミコン通信」から「ファミ通」へと変更 |
■インターナショナル版 | |||
ファイナルファンタジーVII インターナショナル
・北米版を日本語化 ・新たなCGムービーが追加 ・新たなイベントが追加(クラウドとザックスの神羅からの逃亡イベントなど) ・新たな装備やマテリアが追加 ・新たなウェポン(強敵)が追加 ・フィールドマップの出入り口にアイコンを表示 ・オリジナル版のセーブデータを使用可能 ・エンカウント率が低下、これに伴い1度の戦闘で得ることが出来る経験値量が上昇 ・セフィロスのスーパーノヴァの演出が大幅に強化 ・ゲームバランス調整、システム改良、不具合の修正、他 ・北米版のボーナスディスクを日本語化したCD-ROM「パーフェクトガイド」が付属 廉価版 PS one Books 2001/12/20 3,500円 アルティメットヒッツ 2006/07/20 2,800円 ゲームアーカイブス 発売日:2009年4月10日 対応機種:PS3/PSP/PS Vita 価格:1,500円 容量:1,715MB(約1.8GB) 特徴 ・アナログスティック対応 ・ディスクチェンジ不要 備考 発売から2週間で10万ダウンロード突破、その後も継続して売れ続けている 配信価格の1,500円はPSのゲームアーカイブスの中でも最も高価 ・PSのゲームアーカイブスは600円が基本(スーパーロボット大戦シリーズも1,500円だが、こちらは版権の影響) プレイステーション クラシック 発売日:2018年12月3日 価格:9,980円+税 発売中:Amazon / 楽天 ・ソフト内蔵型ゲーム機 ・PS1のゲームソフト20本を収録 ・『FF7インターナショナル』収録 ・国内と海外では収録タイトルが異なる(FF7はどちらにも収録) ・数量限定販売 |
■PC / PS4 / スマートフォン版(移植) | |||
Windows版 発売日:2013年5月16日(海外:2012年8月15日) 対応機種:Windows XP以降 価格:1,500円 iOS版 配信開始日:2015年8月20日 価格:1,800円 容量:2GB Android版 配信開始日:2016年7月7日 価格:1,800円 容量:2GB PS4版 発売日:2015年12月6日 価格:1,800円 DIVE IN 配信開始日:2014年12月3日 対応機種:iOS / Android (ストリーミング配信) 価格:重量課金制 ※2015年9月13日サービス終了 概要 ・1998年に海外で発売されたPC版を改良して再販 ・追加機能が搭載 ・ダウンロード販売のみ ・コンソールゲーム機ではPS4独占(発売日が2015年春から延期) 高解像度対応 ・PC版は上限なし ・PS4版はフルHD対応 ・テキストも高解像度化(日本語対応) ・DirectXによるアンチエイリアス処理 ・プリレンダムービーはアップコンバートで画質向上 ゲームブースター(解説動画) 5倍速:5倍の速度でプレイ可能 エンカウントなし:ランダムエンカウントを無くすことが可能 強化:戦闘中、自動的にHP&MP回復、ATB&リミットブレイクゲージ増加 パラメータMAX:HPやステータスなどのパラメータを最大値に アチーブメント:全36のアチーブメントが取得可能 クラウドセーブ:ネット接続によってどのPCからもセーブ&ロードが可能 多言語対応:英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/日本語 注意 ・UIはスマホ向けには最適化されておらず、画面上のバーチャルパッドをタップして操作 ・PC版やPS4版のメニュー画面はセーブコマンドの真下にゲーム終了があるため、誤操作に注意 ・Steam版は日本からは購入不可 ■オリジナル版
・欧米市場向けに発売 ・PS版からPC版へ1年半をかけて移植 ・ゲーム内容は北米PS版と同様 ・最大解像度は640x480 ・BGMはMIDI(外部音源がなくても再生可能) ・ヤマハのXGフォーマット対応ソフトシンセサイザー『S-YXG70』を使用 ・プリレンダムービーはQuickTimeで再生(画質はPS版より低い) ・DirectX 5.1以上 |
■リメイクに関する経緯 |
2015年 6月のE3 2015 PSカンファレンスにてPS4でのフルリメイクが発表 2014年 北瀬P「FF7本編のリメイクは動いていない(開発されていない)」「FF7Gバイクでクオリティーの基準を作り、地ならしが終わったら、満を持して作ろうかな、ということになるかも」(情報元) 橋本P「今すぐリメイクする予定はないが、これからも社内を説得していく。Gバイクがヒットすれば(松田)社長も考えざるを得ないのでは」(TGSイベントより) 野村D「FF7ACCから5年。このGバイクによって、新たなスタートを切れればと」(情報元) SCEによるPSタイトル発表会にてPC版の移植を『FF7リターンズ on PS4』として発表 2012年 和田社長「FF7を超える作品が出ない限りはFF7のリメイクは作らない」(情報元) 2010年 北瀬P「FF7のリメイクは現時点では計画に無い」「個人的な会話の中で「もしやるならこうしたい」などと話すことはある」(情報元) 2009年 北瀬P「1年以内で作れるならやりたいが、FF13レベルのグラフィックでリメイクするとなると、FF13にかけた時間(3年半)の3~4倍の時間がかかるので非現実的」(情報元) 2005年 PS3技術デモ公開 北瀬P「あくまで技術デモであり、何かの予告のような意味合いは無い」 野村D「北瀬から「リメイクをやるならお前のチームでやれ」と言われているが、今は時間がなくて出来ない」「リメイクやゲームとしての続編(FF7-2)は、やるならオリジナルのFF7に関わった人間がやるべきだと考えている」(アルティマニアΩより) 2002年 FF7~FF9のリメイク計画が取り消しに ・スクウェア「リメイクをしなくても楽しめるという調査結果が出たため」 2001年 スクウェア、FF7・FF8・FF9をPS2に移植すると発表 ・音楽や映像を強化、付加的要素を追加、DVD-ROMを使用 ■FINAL FANTASY VII TECHNICAL DEMO FOR PS3 ・PS3向けの技術デモ映像(動画) ・FF7のオープニングをリアルタイムCGで再現 ・「E3 2005」のSCEカンファレンス(PS3発表)にて公開(カンファレンスの中でも最も大きな歓声があがった) ・製品化の予定は無し ・『DCFF7』の予約特典DVDに収録 ・この映像の製作が切っ掛けとなり、当初PS2向けに企画されていたFF13がPS3へ移行 |
■コンピレーション オブ ファイナルファンタジーVII |
2004年以降にリリースされたFF7関連作品群の総称。 FF7を題材に使っているが、各作品毎に内容は大きく異る。 2008年に発売されたFF7ACCを持ってプロジェクトは一段落。 ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン 前編フルCGの映像作品で、FF7の正当な続編 ビフォアクライシス ファイナルファンタジーVII 携帯電話によるネットワークゲーム クライシスコア ファイナルファンタジーVII ザックスの視点で語られるストーリー ダージュオブケルベロス ファイナルファンタジーVII ヴィンセントを主人公にしたガンアクションRPG |
■関連商品 | |||||||||||||||||||
■音楽(FF7専用) FFVII オリジナルサウンドトラック / iTunes
FFVII リユニオン・トラックス / iTunes
ピアノコレクションズ ファイナルファンタジーVII / iTunes
BRA BRA FINAL FANTASY VII 発売中:Amazon / 楽天 ・吹奏楽アレンジアルバム第四弾 ・植松伸夫完全監修 ・全曲FF7の楽曲オンリーで構成 BRA BRA FFVII BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra Amazon / 楽天 ・FF7オンリーのブラバンコンサートが映像化(Blu-ray) ・特典映像収録(バックステージの様子や、坂口氏・北瀬氏・渋谷氏の練習風景など) PV動画 音楽(FFシリーズ全般) PIANO OPERA FFVII / VIII / IX ・FF7から「オープニング~爆破ミッション」「更に闘う者達」「花火に消された言葉」「星降る峡谷」収録 ・初回生産分は特製スリーブケース付 FF バトルアレンジ -THE BLACK MAGES- ・FFVII「更に闘う者達」「ジェノバ」収録 THE BLACK MAGESIII Darkness and Starlight ・「オープニング~爆破ミッション~」収録 FINAL FANTASY SONG BOOK まほろば ボーカル作品集 全10曲(FF7からは2曲) 作曲・アレンジ/植松伸夫 ボーカル/清田まなみ FF ロサンゼルスコンサート2005 CD ・「オープニング~爆破ミッション~」「エアリスのテ-マ」収録 Distant Worlds music from FINAL FANTASY オーケストラアレンジ 演奏:ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 「オープニング-爆破ミッション」「エアリスのテーマ」「片翼の天使」収録 Distant Worlds II:more music from FF ・オーケストラアレンジ ・「FFVII メインテーマ」「ジェノバ」収録 BDM『Final Symphony - music from FF VI, VII and X』 ・オーケストラアレンジ 『ディシディアFF オリジナルサウンドトラック』 ・「FF7メインテーマ(アレンジ)」「片翼の天使(リユニオントラックス版)」「更に闘う者達(アレンジ)」収録 FFVII リュニオントラック オンエレクトーン FD付 ■書籍 ファイナルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート 改訂版
ファイナルファンタジーVII アルティマニア オメガ
FFVII 10thアニバーサリー アルティマニア 増補改訂版
小説 FFVII 外伝 タークス~ザ・キッズ・アー・オールライト~ ・野島一成(著) Vジャンプ緊急増刊 FFVII ワールド徹底ガイド ・主要開発スタッフインタビュー ・堀井雄二氏や鳥山明氏など著名人によるレビュー FFVII Vジャンプブックス ゲームブックシリーズ FFVII パーフェクト(Vジャンプブックス ゲームブックシリーズ) FFVII 公式設定資料集 FFVII 解体真書 ザ・コンプリート [編集スタッフコメント] FFVIIインターナショナル ポストカードブック FFVIIインターナショナル メモリアルアルバム FFVII 楽しいバイエル併用 ファイナルファンタジー大全集 Vol.2』(FF7~FF10) 設定資料 FF20周年アルティマニア:File1/File2/File3 背景画集 草薙IV FF7~9 楽譜 ピアノソロ 上級 ピアノコレクションズ FF7 ピアノコレクションズ・ベスト FF7~X-2 アルトリコーダーアンサンブル 原曲に近いアレンジシリーズ ■フィギュア プレイアーツ vol.1 クラウド/ティファ/エアリス /クラウド&ハーディ・デイトナ プレイアーツ vol.2 ユフィ/セフィロス/ヴィンセント/レッドXIII & ケット・シー スカルプチャーアーツ:エアリス スタティックアーツ:クラウド/セフィロス マスタークリーチャーズ イフリート FFクリーチャーズ 改 Vol.2(ヴィンセント、他) コールドキャスト製塗装済完成品 ティファ FF トレーディングアーツミニ Vol.1(クラウド、他) FF トレーディングアーツミニ Vol.2(ティファ、他) FF トレーディングアーツミニ Vol.4(セフィロス、ユフィ、他) FFTA改mini クラウド / ティファ / ユフィ FFVII PA改 ユフィ / ルーファウス / ヴィンセント FF7ACプレイアーツ改:クラウド/ティファ/バレット/レッドXIII ■その他 FFVII ルーファウス社長就任記念コップ FFVII アドベントチルドレン ステッカー ファイナルファンタジーVII 神羅ステッカー カードスリーブ クラウド/ セフィロス FF ぬいぐるみキーチェーン(全5種) スクウェアメモリーカードデータコレクション(FF4~8・FFTなど) FINAL FANTASY:THE ADVENTURE BIBLE(DVD PS『チョコボの不思議なダンジョン』 ・FF7の最強セーブデータなどを収録した「不思議なデータディスク」が付属(不具合あり) ■リトルビッグプラネット2 『ファイナルファンタジーVII』パック 配信開始日:2011年7月14日 配信価格:1体200円/4体+シークレット1体600円 コスチューム:クラウド/ティファ/エアリス/セフィロス/ヴィンセント(シークレット) 概要 ・PS3『リトルビッグプラネット2』にFF7のキャラクターのコスチュームが配信 ・TGS2008にてLBP(1作目)とのコラボレーションが発表、その後進展が無かったが、2011年に続編のLBP2にて配信 ■大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / WiiU 有料追加コンテンツ『クラウド+ミッドガルステージ』 配信開始日:2015年12月16日 配信価格:650円 |