聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-
■最新情報(2022年6月28日) 31周年:ファミ通 / 電ファミ ■概要 マナの木を題材にした、少年と少女の哀しい物語 6種類の武器と8種類の魔法を上手く使い分けながら進んでいくアクションRPG FFシリーズでお馴染みのアイテムや魔法、チョコボが登場 FFの派生作品として発売され、後にオリジナルタイトルとしてシリーズ化 ■登場キャラクター ヒーロー グランス公国の奴隷。正義感の強い熱血漢。 ヒロインと出会い、ジェマの騎士としての宿命に目覚める。 ヒロイン マナ一族の生き残りであり、哀しい宿命を課せられた少女。 主人公と出会い、その優しさにやがて惹かれていく。 ボガード かつてジェマの騎士として戦った男。老人だが剣術は今も衰えていない。 シャドウナイト マナの樹の力による世界征服を企む、グランス公国の実質的な王。 ジュリアス シャドウナイトに仕える魔術師。バンドール帝国の復活を企んでいる。 ■ゲームシステム フィールド GBの液晶画面はスクロールするとブレて見づらいため、画面切り替え型を採用 ・1画面単位のマップ内をキャラクターが移動、画面端に到達すると別マップに切り替わる 戦闘 フィールド上でリアルタイムに戦うアクション方式 武器によって攻撃パターンが変化 仲間 基本は主人公1人だが、一時的にNPCが加わり2人で戦うことも NPCは個性的で、それぞれ能力や戦い方が異なる ダンジョン 隠し通路や滑る床など様々なギミックが存在 武器 武器ごとに様々な特徴が存在 マップ上のギミックを乗り越えるためにも使用 ・木を切る、茨を刈る、壁を破壊、杭に引っ掛けて崖を飛び越える等 魔法 武器同様、それぞれ個性的な特徴を持つ ・ファイアは敵を追尾、ブリザドは敵を雪だるまにする(動かせる)など ゲージ 高いほど攻撃力が増加、MAXになると武器による攻撃が特殊技に変化 ・特殊技発動後はゲージが0に ゲージは時間経過によって増加 セーブ いつでもどこでも(ダンジョン内や戦闘中でも)セーブが可能 ・状況によっては詰む可能性があるので注意 ■育成要素 成長 RPGなので経験値を得てレベルアップすることで強くなる レベルアップ時に成長タイプ(ジョブ)を選択 戦士タイプは力、モンクタイプは体力、魔道士タイプは賢さ、賢者タイプは精神が大きく増加 レベルアップ時にはHPとMPが全快 パラメータ 体力:HP上昇量、防御力に影響 力:攻撃力に影響 賢さ:MP上昇量、魔法攻撃力に影響 精神:ゲージ回復速度に影響 ■その他 主人公とヒロインの名前はプレイヤーが入力(デフォルト名は無し) 主人公はFF同様しゃべる(会話を行う) 通貨の名称は「ルク」(以降のシリーズに継承) ■仕様 ROM容量:2Mbit(256kb / 0.25MB) 品番:DMG-FFJ セーブスロット:2 ROM容量比較 1M:サガ1 2M:サガ2 / 聖剣伝説 / FF1 / FF2 4M:FF3 ■プロモーション FFであることを全面的にアピール ・「FFをGBで制作」「チョコボが仲間に」「FFでお馴染みの魔法やアイテム」「FFらしいグラフィック」など ファミコンスペースワールド*にプレイアブル出展 *幕張メッセで1991年4月24日~5月6日まで開催 ■セールス 国内販売本数:48万本 当時のスクウェアとしては低めのセールス(SFCの発売によりGB市場が縮小していたため) 参考:サガ1:110万本 サガ2:85万本 サガ3:66万本 後にSFCで発売された聖剣伝説2が150万本の大ヒット ■評価 ファミコン通信クロスレビュー:33/40(9/9/9/6) シナリオやイベント演出、ゲームシステムなどの全てが好評 6点を付けたTACOX氏は「FF臭過ぎてアンチFFには辛い」とコメント スクウェア主要ゲームクロスレビュー:27/40(9.5.9.4) FF4発売後に過去に発売されたスクウェアのRPGを同じレビュアーが評価する企画 絶賛と酷評に分かれており、続編をSFCで希望する声も 読者投票 1991年ファミマガゲーム大賞 GB部門 1位 1991年ファミコン通信ベストヒットゲーム大賞:10位 ・1位はFF4、5位はサガ2 ■ 海外展開 北米では『FINAL FANTASY ADVENTURE』、欧州では『Mystic Quest』として発売 2Dリメイク版は『Sword of Mana』、3Dリメイク版は『Adventures of Mana』と、発売の度にタイトルが変更 続編の聖剣伝説2は『Secret of Mana』として発売(聖剣伝説3は未発売) ■開発 開発人数は約6名 ディレクターはFF1~3までを手掛けた石井氏 シナリオや演出、ゲームデザインは後にFFシリーズ制作の中心人物となる北瀬氏 グラフィックは2D時代のFFのドット絵やBGを手掛けた渋谷氏が全てを担当 コンポーザー伊藤賢治氏のソロデビュー作 スクウェアはFF1の前に同名の作品を2度に渡り開発(発売中止) タイトルにFFの名を冠したのは上層部による経営的な判断(石井Dは反対) 同時期に開発中だったFF4に対抗意識を持って製作(発売日はFF4の約20日前) サガの河津氏によると「開発は非常に難航していたが北瀬氏の多大な貢献により完成」 エピソード ・プログラマーによると本作は元々は「試験的に製作されたテニスゲーム」だったとのこと ・FF2のような武器の熟練度システムが導入される予定だったが中止に ・エンディング部分でオープニング曲を流したのは伊藤氏のアイデア ・当時としては斬新だった悲劇的なエンディングに、河津氏から抗議を受けたり、 テストプレイの女の子が泣き出してしまったなどのエピソードも ・石井氏はフリーシナリオを発案し河津氏に共同製作を持ちかけたが、本作の完成が遅れたため、河津氏が単独でロマンシング・サガを製作 ■開発スタッフ
■新約 聖剣伝説
・フルリメイク作品。タイトルに「FF外伝」は付かない。 ・聖剣シリーズのディレクター石井氏と、ブラウニーブラウンのスタッフによる共同制作 ・ストーリーは大幅に変更・加筆、FF色は払拭され、2以降の聖剣色が強くなっている。 ・BGMは原作を手掛けた伊藤賢治氏が担当(大幅にアレンジ) マナブルーエディション 価格:18,300円 ・オリジナルカラーGBASP本体同梱の限定版 国内販売本数:28万本 開発:ブラウニーブラウン 販売:任天堂 ■フィーチャーフォン版 配信開始日:2006年8月16日 価格:525円(税込) 機種:iモード/EZweb/Yahoo!ケータイ ・オリジナル(ゲームボーイ)版をフルカラー完全移植 ・ストーリーやゲーム内容は未変更 ■PS Vita&スマートフォン版 対応機種:PS Vita / iOS / Android 配信開始日:2016年2月4日 価格:1400円 ・フル3Dリメイク ・(新約ではなく)フィーチャーフォン版がベース ・ストーリーは原作から変更なし、BGMは新アレンジ ・ダウンロード配信(落としきり) ・聖剣伝説RoMの素材を流用して開発 ・PS Vita TVにも正式対応 ・聖剣伝説2や聖剣伝説3の3Dリメイクも視野に 開発:MCF / 娯匠 / DWE ■関連商品
聖剣伝説 FF外伝 サウンド・コレクションズ (GB版) 作曲:伊藤賢治 オーケストラ版:服部隆之 全34曲(原曲26曲+未発表曲1曲+オーケストラ版7曲) ・未発表音源は「街」のテーマ 新約 聖剣伝説 プレミアム・サウンドトラック (GBA版) ・GBA版の全BGMを収録(40曲) ・ピアノバージョン(7曲)も収録 聖剣伝説 -FF外伝- オリジナル・サウンドトラック (3Dリメイク版) 2016/3/30発売:Amazon / 楽天 ・伊藤賢治氏完全監修による全曲新アレンジ音源 ・ゲーム未実装BGMもボーナストラックとして収録 聖剣伝説 FF外伝〈基礎知識編〉(GB版) ・設定資料、アイテム・モンスターデータなどを収録 聖剣伝説 FF外伝〈完全攻略編〉(GB版) ・ストーリー攻略、全体マップ、開発者インタビュー、ボツ企画などを収録 聖剣伝説 25周年 アートブック:Amazon / 楽天 ・全シリーズのキャラや設定画など ・石井氏×田中氏対談なども収録 聖剣伝説 25周年コンサートCD:Amazon / 楽天 ・2017年3月24日コンサートの音源をCD化 ・1~4+LoMの楽曲をオーケストラアレンジ ■記事 シリーズ30周年 石井氏、他インタビュー:アスキー 『聖剣伝説』歴代開発陣インタビュー (4Gamer) サウンド製作チームインタビュー (4Gamer) |
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